茶室建築・茶道具の製造・卸・小売
有限会社 たかせ物産
各流派の正式材料をすべて当社で組上げ、大型家具として建築現場に発送します。
現場での搬入口さえ確保可能であれば茶道の専門知識、大工の工事費、排水部分の床下板金工事費などの費用を大幅に削減できます。
お客様が水屋設置を決めてからの手順としては以下の通りになります。
茶道の知識をお持ちでも建築の基本知識を待たないまま施工業者様と打ち合わせすることは少々難しいところです。
当社では最初にお客様と流派、設置場所の情報を基に茶道専門の打ち合わせだけを完了します。
その後の施工業者様との現場での収まりや納入時期など細かい打ち合わせはすべてこちらで対処します。
設置場所の都合などでどうしても寸法変更が必要な場合は再度お客様と流派に基づく使い勝手を確認します。
炉切工事も同じですが、水屋設置の失敗例のほとんどは上記手順の1~2を省くことが原因です。
奥行が広すぎて使えないというお客さままで当社が直接水屋ユニットを設置に伺いました。
確保できるスペースをすべて水屋に設計してしまう前に、実際の水屋での作業、使い勝手を考慮してあえて奥行を狭めるのもひとつの選択肢です。
平らな面に銅やステンレスを貼っただけでは水をこぼした時の音が本席まで届いてしまいますので注意が必要です。
収納スペースが欲しいとのご希望に沿い、構造上強度に問題がない部分に手を加え、壁の一部を撤去しました。
湿気の多い水廻り床下部分ですので、秋田杉ではなく、湿気に強く虫が寄り付かない青森ヒバを使用します。
水屋ユニットのベース(土台)部分を床下に沈め、フロアと竹すのこ部分をフラットに仕上げます。
側面に隙間を造り、風炉先屏風などの収納スペースとして仕上げる方もいらっしゃいます。ご相談ください。
以上施工日数1日で完了。
水屋手前の床下に収納スペースを造ることもできます。かけこみ天井の大水屋とまではいきませんが、木工作業の基本を心得ている大工さんであればどなたでも景色的にも機能的にも完全な水屋として仕上がります。
一般杉スライス建材はカンナで仕上げることが不可能ですので、汚れや水漏れに非常に弱い造りです。水屋に使用した場合、数年後には年中タオルを敷いて使用することになります。
水で濡れた時いつでも雑巾で拭けるためには無垢材のカンナ仕上げは変更してはならない部分です。
近年の一般和室建材はコスト削減、国産材料の不足・高騰により柱も含めほとんどが薄い杉スライス建材になってしまいました。世代を超えて大黒柱を大事に磨いて育てるといったことがすっかり忘れ去られています。この「磨くことができない柱」のシェアが大半をしめている現状は少し悲しいです。
建築現場で大工さんがタオルを巻いて柱にカンナをかける…ほんの少し昔は当たり前だった懐かしい景色です。
表千家は材質、腰板の高さ、棚の間隔、道具の置き場所が教本により細かく指定されている流派です。
本来であればけんどん物入れの幅がもう少し必要ですが現代建築の基本間口1800mm’に合わせ設計しておりますが、棚の間隔、材質などは表千家教本に基づき忠実に守り、決められた寸法の水屋道具はすべて指定の場所に収まりますのでご安心ください。
水屋ユニットセット 表千家用(Aタイプ) 水屋のみ高さ1750×幅1195×奥行550mm |
537,500円(税別) |
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水屋ユニットセット 表千家用(Aタイプ) けんどん物入付き高さ1750×幅1705×奥行550mm |
662,500円(税別) |
水屋ユニットセット 表千家用(Aタイプ) 3尺間(900mm)対応 |
480,000円(税別) |
※ 幅の変更はある程度可能ですのでお問い合わせください。
当社は茶道具専門の製造元として全国の専門作家の先生方や工房とお付き合いさせていただいております。
茶道具は茶道を深く理解する職人による、正式な寸法、材料で制作された道具のみを一生使用されることが理想です。
裏千家は表千家と違い、竹柄杓などを腰板の釘に掛けて収納する流派です。腰板の寸法を間違えると竹柄杓が縦に収まらず、すのこ面に接した柄先の部分から徐々にカビで黒ずんでしまいます。
杉の赤身部分のみで制作する腰一枚板がいつまで入手可能であるかは不安定ですが、可能な限り正式材料で制作を続けて参ります。
水屋ユニットセット 裏千家用(Bタイプ)水屋のみ高さ1750×幅1195×奥行550mm |
562,500円(税別) |
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水屋ユニットセット 裏千家用(Bタイプ) けんどん物入付き高さ1750×幅1705×奥行550mm |
687,500円(税別) |
水屋ユニットセット 裏千家用(Bタイプ) 3尺間(900mm)対応 |
500,000円(税別) |
※ 幅の変更はある程度可能ですのでお問い合わせください。
当社は茶道具専門の製造元として全国の専門作家の先生方や工房とお付き合いさせていただいております。
茶道具は茶道を深く理解する職人による、正式な寸法、材料で制作された道具のみを一生使用されることが理想です。